あおり様よりいただきました。
こんなに素敵なイラストを何故になかはらがいただくことになったのか。
話せば長いので、やめておきます(笑)
更に、恐れ多くも駄文をつけてしまいました。
間違い無く胃薬がいりますので、ご準備の上、ずずずいーっと、下へ行ってください(滝汗)
そんなモン読めるか!って方は、そのまま戻って下さいね。
つまんな〜い。
せっかくのオニュウの服なのに。
あこがれのヘソ出しルックなのに。
どーして雨が降るのぉ!
膝 枕
朝、起きた時には、絶好のピクニック日和で、1ヶ月振りのデートに気分はルンルンだった。
早起きして、腕によりをかけてお弁当作った。
快斗の好きなモノ、青子の好きなモノ。
愛情はたっぷり。
きっとお父さんのお弁当よりもそれは多い。
なのに。
なのに。
快斗が迎えに来て、いざ出発って時になって、突然の雨。
バケツをひっくり返したような激しい雨で、あっという間に、水浸し。
この分じゃ目的地だった丘の上の公園も、ぐっしょり。
仕方なく、青子の部屋で、ミニミニピクニック。
外なら、何かスポーツ出来るけど、ここじゃそんなの出来ない。
あ〜あ、キャッチボールしたかったな。
ミルクたっぷりのカフェオレを片手に、さっきから外ばっかり眺めてる快斗。
つまんない。
つまんない。
快斗は外を向いたまま。
ちっとも青子を見てくれない。
せっかくのオニュウの服なのに。
あこがれのヘソ出しルックなのに。
一番に快斗に見せたくて、可愛いって言って欲しかったのに。
似合わないのかな・・・。
マガジンラックに手を伸ばし、お気に入りの雑誌を開く。
よぉし!
快斗の足、枕にしちゃえ!
頭を置くと同時に手にした雑誌で顔も隠して。
ふふっ。
快斗、今、すごいびっくりしてる。
そぉ〜っと雑誌をずらして、快斗の顔を見上げてみた。
最初はびっくりしてた顔が、ふと柔らかくなって。
青子の姿勢が辛くならないように足を少しずらしてくれた。
こういうとこ、すごく好き。
隠していた顔を全部快斗に晒したら、いつもの笑顔で青子を見てくれた。
「たまにはいいよな、こういうのもさ」
そう言った快斗の手が、青子のおでこや髪に触れる。
「そうだねvv」
雨はつまんないけど。
外で遊べないのもつまんないけど。
快斗と2人でいれるのなら。
それが一番幸せな事なんだね。