青子は、快斗が好きなんだ。
幼馴染で、いつも一緒にいて、それが当たり前だって思ってたけど。
気付いてしまったから。
ただの幼馴染じゃないんだって。
ただの友達じゃないんだって。
お祝いのパーティは、みんなと一緒だから。
歌は『MY FRIEND』だけど。
そっと、小さい声で囁いたよ。
『I LOVE YOU』って。
いつか言えるかな。
ちゃんと快斗に言いたいな。
青子は、快斗に会うために生まれてきたんだって。
快斗もそうだと嬉しいなって。
今はまだ『FRIEND』だけど。
いつか『LOVER』になれるといいな。
大好きな快斗へ。
HAPPY BIRTHDAY
HAPPY BIRTHDAY《song by YUKA キテレツ大百科ED》より
当日より遅れること3日。
慌てて書いたんで、こーんなモノしか書けませんでしたっ。
フリーとしておいていましたが、現在は期間終了しています。
6月21日
祭日とか記念日とか、公で何か特別な事が決まっているわけじゃない日。
でも。
青子にとっては『とくべつ』な日。
1年の中で、一番大切な日。
大好きな貴方が、この世に生を受けた日。
青子らしく、お祝いしたい。
─────『とくべつ』な貴方に花を贈ろう
『と・く・べ・つ』
2005年6月21日
今年のスベシャル・デーは火曜日。
“好き”という気持ちに気付かなかった去年は、クラスメイトも蒔き込んで盛大にパーティをやった。
にぎやかなのは好きだから、今年も同じにしようって思ってたんだけど・・・。
何だろう、あと1ヶ月のカウントダウンが始まってから、気持ちが変わってきちゃった。
─────ヒトリジメシタイ
─────アオコノタイセツナイチニチヲフタリデスゴシタイ
そう思うようになってから、快斗を見る目も変わってきた。
クラスメイトとバカ騒ぎする。
大口開けて笑う。
苦虫を噛み潰したように、頭を掻く。
先生にいたずらをする。
快斗の一つ一つの表情が、青子に対するソレと違って見えてきた。
心を暖かくしてくれる、お日様のような笑顔。
クラスメイトには絶対見せない、暗く沈んだ顔。
今にも泣きそうな瞳。
嗚咽の漏れそうな口。
何かの本に書いてあった。
恋人があなたに向ける表情は、あなただけのもの。
『とくべつ』なもの。
ねぇ、青子もそう思っていいのかな?
快斗にとって、青子は『とくべつ』で。
だから、見せる表情もみんなとは違うもので。
もしも、それが本当なら、こんなに嬉しい事はないよ。
快斗の誕生日。
この気持ちが少しでも伝えられたらいいな。
貴方の真似事なんて、ちょっと変だけど。
貴方が私にしてくれるように。
ありったけの想いを込めて。
大好きをいっぱい詰めて。
赤い薔薇、贈ります。
ハッピーバースディ。
青子の『とくべつ』な貴方。
大好きな快斗。
産まれてきてくれて、ありがとう。
突貫工事万歳!(爆死)
えりさん、素敵な企画、ありがとうございます。
そして、お目汚し失礼致しました。
一人称語りは、割と好きな方なのですが、やっぱり突貫工事はイケマセン(汗)
さくっと逃亡させていただきますので、探さないでくださいませ〜。