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「きゃ〜〜〜〜〜っっvv」
「! どーした! 青子っ!」
「かいとーっっ! 優勝よっ! 優勝!!」
「は?」
目が点になったところで、初めて、今日の青子のカッコに気付く。
(ちょ・・・、何だよ、ソレ!)
青子のご贔屓の球団のユニフォームワンピ、しかもミニ。
ここはリビングだってのに、靴まで履いてやがる。
当の青子は嬉しさのあまり、ソファーの上でピョンピョン飛び跳ねて、かなり危なっかしい。
見えそうで見えない、ミニスカートの奥に、嫌でも目が行く。
(・・・おい)
「ねー! ねー! 優勝なんだってばぁ〜vv」
「あー、はいはい、おめでとう」
俺のどーでもいい祝辞にもどこ吹く風。
ソファーのスプリングが壊れそうな勢いで、いまだに飛び跳ねる青子に、赤面と溜息ひとつ。
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【なんとなんと! saoriさんが続きを書いてくださいましたvv ありがとうございますっっ】
青子…頼むからその気が無いなら煽るような事するな…
赤い顔を逸らしながら心の中で快斗が独りゴチしたその時
「あ!!そうだ!!快斗優勝セール行こう!優勝セール♪」
「はぁ?」
「絶対お祝でに色々安くなってるから!!」
「今からか!?」
「もちろん♪」
そう言って青子は快斗の腕をぐいぐい引っ張った
…ちょっと待て
まさか、その格好のまま行こうとしているんじゃないだろうな?
「青子…おめーそのまんま行くきか?」
「へ?そうだよ。当たり前でしょ?だって優勝だよ?お祝だよ???」
「あのなぁ…せめて普段着に着替えろよ」
「何で?だってコレ公式のワンピだよ?優勝のお祝するんだから良いじゃない」
「優勝祝いなら俺も一緒に祝ってやるから家で祝え」
「えぇ〜〜〜〜〜セール行きたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
快斗の言い分をひょいひょいかわして
今にも財布を持って飛び出しそうな勢いで、だだをこねる青子
そんな、青子にぷつんと快斗の何かが切れた
…んな格好で俺が行かせると思ってんのかよ!!
びらっ
徐に青子のスカートをさらっと捲る
「きゃぁぁ!エッチーーーーーー何すんのよ!!!!!」
「んな短けースカートで外に出て、階段とかで誰かに見られたらどーすんだ!!」
「あ…」
「それとも青子ちゃんは他の人に見て欲しいのかぁ?」
「うっ…」
「見て欲しいなら俺がいくらでも見てやるぜ〜〜〜〜〜〜〜♪」
「ばっば快斗!!そんな訳ないでしょ!!!」
まぁ俺が他のヤツになんか見せねーけどな
快斗に丸め込まれて結局お家で大人しくお祝する青子と
美味しそうな真っ白の太股を見せつけられて我慢などできそーも無い快斗
今夜もまだまだ何かが起こりそうだ
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【saoriさんのお誕生日祝いとして、更になかはらが続けてしまいました(滝汗)】
「ハイ、これ!」
昼休み、屋上で寝てた俺をたたき起こし、青子が差し出したもの。
「? チケット?」
飛行機の往復チケットと更にもう一枚。
行き先は、福岡。日付けは10月18日、朝一番の便。
「は?」
「福岡ドーム、行こう!」
福岡ぁ!?
「18日から始まるんだよ、日本シリーズvv」
・・・それか。
ご贔屓の球団がリーグ優勝したとき、球団のユニフォームワンピース(しかもミニ)なんざ着て、俺を悩殺した青子。
夜だってのに、そのカッコのままセールに行きたいとダダこねた青子。
あの時、なんとなーく予感はしてたんだけど、やっぱり来たか。
「どうしたんだよ、コレ。電話予約殺到して取れなかったって新聞に出てたぞ」
「すごいでしょ〜vv やっぱり日頃の行いがいいからよね!!」
運のいい奴。
「カネは?」
「いいの! 青子のおごり!」
嬉しい事があると、財布のヒモも緩くなるらしい。
飛行機のチケット代、球場の入場券、更には宿泊。
全部おごる!と言わんばかりの勢い。
はは、野球ね・・・。
野球拳なら好きなんだけどな・・・。
青子が赤面しそうな言葉を飲み込んで。
俺の頭は、当日夜のお楽しみの為に働き出した。
2003年、ダイエー、念願のV奪還! 日本一です。
なかはらと同じダイエーFANのsaoriさんと優勝ばんざい!で盛り上がりました。
で、saoriさんが描かれた優勝祝いのイラスト(ハ)に、なかはらが駄文を勝手に作ってしまい、
更にsaoriさんが続けて下さいました。
そして、またもやなかはらが続けてしまい、気がついたら、こーんなに長い話になってました(汗)
続きます・・・
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